30代オスの日々をつづる


by oOtaccomOo

書 『新版 悪魔の飽食』

d0047382_20282427.jpg冷酷な人体実験から平然とデータを抽出していった731部隊のお話。その内容は非道を極める。凍傷実験のところなんかは読み進めるのが辛かったよ。よくあそこまで出来たもんだと思う。まさにデビルだね。

と言いつつ、僕が同じ立場になっていたら同じことをしたかもしれない。軍という当時の最高権力が垂れ流したプロパガンダに狂い、踊っていたに違いない。もちろんはじめは反抗するよ。でも自分の命がかかったらどうなるかなんて分からないだろ?

こういう本を読むとやりきれない・・・。731の二の舞いは踏んじゃいけないけどさ、でも隊員たちにも言い分はあるはずで・・・。「この実験は悪いことだから僕はしません」 なんて言ったら、そいつは非国民になるわけじゃん。そんなことになったら今度はそいつが何されるか分からない。おそらく断れないふいんき(←なぜか変換できない)があったんだね。今この瞬間、ジョンイル国の国民にもこんな恐怖に怯えてる香具師がいるのかもしれない。いや、いるに違いないよね。

僕にできるのは、この事実から目をそらさないことだよ。こういうのは忘れちゃいけないんだ。そして、時代がまたこういうふいんき(←なぜか変換できない)を作り出すとき、僕はきっと正しいと思うことをするよ。鉄砲のロックをはずして。
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by oOtaccomOo | 2005-09-09 20:28 | 音楽/美術/映画/本